自撮花は、カメラと戯れ自撮りする花に、
鑑賞者が巻き込まれる作品である。
花が主役となる本作品では、人は背景へと退き、
ぼんやりとした幻影として 花々の中に溶け込むように存在する。
このとき人は、「写り」から解放され、
ありのままの姿で作品の一部となる。
花の視点を借りることで、写真における人のあり方や、
つくり上げた自己像とのつき合い方を、ふと見つめなおす。
メディアアーティスト・映像作家。新しい映像表現の研究と共にアート作品制作・舞台演出活動を行う。演劇のような見立てを得意とし、デジタル世界における人間らしさ、人間の創造性はどこへ向かうのかを様々な視点から描く。作品は国内外の美術館、イベント(茨城県北芸術祭、SXSW、金沢21世紀美術館、日本科学未来館、ECCV、SIGGRAPH、など) で発表している。
プランナー兼いけばな草月流師範。パーソナルオーディオ機器やアプリ、また音に纏わるサービスを企画・プロデュースする傍ら、個人ではいけばな草月流師範として活動。特に、自身としても馴染みのある「電子機器」と「いけばな」を組み合わせた“ハナテク”シリーズでは、有機物と無機物の融合による違和感と馴染みのバランスを追究中。 慶應義塾大学環境情報学部卒業。桑沢デザイン研究所基礎造形卒業。
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